葬儀にはなぜ菊の花を多く用いられるのか?
・菊の花の香りが、お香に似ているという説
・皇室の紋章が菊なので、格調高いとする説
・「懐かしき遺影のほほえみきくあかり」という有名な句からきているという説
・白菊を神式の献花に使用していた地方から広まったという説
・日本の国花が菊であるので、とても厳粛であるという説
・菊の花ことばが「格調高い」であるという説
・菊の花を酢の物にして法事料理に使う地域があるという説
・菊の花や葉を食したり、聞くの生える付近の水を飲むと長生きするという逸話があるので、葬儀参列した人の健康を願うという説
などなど他にも様々な話があります。
人が亡くなるとその枕元にまず手向けるものの一つに、樒(しきみ)や菊をさした
「一本花(一輪差)」があります。そして葬儀の祭壇の両脇に施主花を飾ります。
「一本花」も「施主花」もお釈迦様と関係があります。
お釈迦様の弟子大迦葉が、お釈迦様の元へ急いでいた時、一本の花を持って歩いてくる
一人のバラモン(修行者)に出会い、お釈迦様のお亡くなりになられたことを知らされました。
「一本花」はこれに由来すると言われています。